将棋の打ち歩詰めとは?初心者が覚えるべき基本ルールと反則
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将棋のルールを覚え始めた方にとって、反則の1つである将棋の打ち歩詰めは少し難しく感じるかもしれません。まずは将棋がどのようなゲームで、どうすれば勝ちになるのかという根本の仕組みから見ていきましょう。
将棋の基本目的と「詰み」の仕組み
将棋は9×9の合計81マスある盤の上で、お互いに駒を動かし合って勝敗を競うゲームです。ゲームの最終目的は、相手の「玉(ぎょく)」という大切な駒を追い詰めることにあります。
相手の玉に攻撃を仕掛ける手を「王手(おうて)」と呼びます。王手をかけられた側は、玉を逃がすか、合駒を置くなどして防がなければなりません。攻撃が続き、玉がどこへ逃げても取られてしまう状態になった瞬間を「詰み(つみ)」といい、相手の玉を詰ませた側が勝ちとなります。
さらに将棋の大きな特徴として、盤上の相手の駒を取ると自分の「持ち駒」になる点が挙げられます。持ち駒は盤上の空いているマスならどこへでも打てるため、盤面の状況を一気に変える強力な武器になります。この持ち駒の使い方が、玉を安全に詰ませるための鍵を握ります。

将棋の打ち歩詰めとは?突くと打つの違いを整理
将棋には、持ち駒を活用する際に注意したい重要な反則があります。それが打ち歩詰めです。打ち歩詰めとは、持ち駒の歩を盤上に打って、その一手で相手の玉を詰ませてしまう手を指します。この手を指すとその場で反則負けになるため、玉を追い詰めた終盤では特に気をつけたい決まりです。歩で王手をかけること自体は問題ありませんが、逃げ道のない詰みの状態を打った歩で作る行為だけが禁じられています。
図1の局面を文字で見る
後手:2一桂、1一玉、2二銀
後手の持ち駒:なし
先手:2三金、5九玉
先手の持ち駒:歩
手番:先手
強調の升:1一・1二
SFEN:7nk/7s1/7G1/9/9/9/9/9/4K4 b P 1
この図では、後手の玉は 1一 にいて、2一 の桂と 2二 の銀という自分の駒で逃げ道がふさがっています。先手が持ち駒の歩を 1二 に打つと王手になり、その歩には 2三 の金が利いているので玉で取り返せません。逃げる場所も無く詰みの形ですが、持ち駒の歩を打って詰ませているので打ち歩詰めとなり、この手は指せません。
一方で、すでに盤上にある歩を1マス進めて玉を詰ませる手は突き歩詰めと呼ばれ、こちらは反則ではなく立派な勝ち手となります。
図2の局面を文字で見る
後手:2一桂、1一玉、2二銀
後手の持ち駒:なし
先手:2三金、1三歩、5九玉
先手の持ち駒:なし
手番:先手
矢印:1三→1二
SFEN:7nk/7s1/7GP/9/9/9/9/9/4K4 b - 1
この図では、先手の歩が 1三 にあり、その歩を 1二 へ進めると詰みです。盤上の歩を突いて詰ませているので、反則にはなりません。
| 呼び名 | 駒の動かし方 | ルールの扱い |
|---|---|---|
| 打ち歩詰め | 持ち駒の歩を直接打って詰ませる | 反則(負けになる) |
| 突き歩詰め | 盤上にある歩を一歩進めて詰ませる | 有効な手(勝ちになる) |
このように「打つ」か「突く」かによって結果がまったく異なります。持ち駒の歩を使うときは、相手の玉が完全に詰んでしまわないか確認しながら進めましょう。
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読んだ考え方は、実際に指して確かめるのが近道です。端末の中で考える AI と、電波が無くても最後まで対局できます。
知っておきたい歩の反則と駒の使い方
将棋の歩には、打ち歩詰め以外にも覚えておきたい大切な決まりがあります。代表的なものが「二歩」です。これは同じ縦の列(筋といいます)に、自分の歩を2枚同時に置いてはいけないという反則です。ただし、歩が成って「と金」になった駒は歩とは別の扱いになるため、同じ筋に自分の歩と「と金」が並ぶ形は反則になりません。もうひとつ注意したい反則が「行き所のない駒」を作ることです。将棋の駒は前方に進むものが多く、盤の奥まで進んだときに動かす場所がなくなると盤上に留まれません。歩は1マス前にしか進めないため、一番奥の列に打ったり、成らずに進めたりすると次に行く場所がなくなり反則になります。歩が敵陣に入ったときは、成ることを選んで「と金」として活用するのが基本です。歩の特性を正しく理解し、安全に使いこなしましょう。
反則を防ぎながらスマートフォンで練習するコツ

将棋のルールを覚えたばかりのころは、盤上に集中するあまり、うっかり持ち駒の歩で玉を詰ませて反則になってしまう場面もあるかもしれません。そこでおすすめなのが、将棋アプリ『将棋 天下の御前試合』のようにスマートフォンでAIと対局する練習です。このアプリでは反則になる手は選べないので、指しながら正しいルールを自然に身につけられます。
対局が終わったあとは、指し手の記録である棋譜を開いてみましょう。初手から1手ずつ盤面を戻して振り返ると、「ここで歩を打つのではなく、別の駒なら安全に攻められた」といった発見が得られます。端末内でじっくり考えられる環境で何度も盤を見返すことが、落ち着いた指し手を身につける近道になります。
よくある質問
打ち歩詰めと突き歩詰めはどこで見分けますか?
歩を持ち駒から打ったか、盤上から進めたかで見分けます。持ち駒の歩を盤上に置いて相手の玉を詰ませる手は「打ち歩詰め」となり反則です。一方、すでに盤上にある歩を1マス前へ進めて詰ませる手は「突き歩詰め」と呼ばれ、反則にはならず勝ちになります。
歩以外の駒を持ち駒から打って詰ませるのは反則ですか?
歩以外の駒であれば反則になりません。持ち駒を打って相手の玉を詰ませてはいけないという反則は、歩だけに適用されるルールです。そのため、金や銀、飛車などの歩以外の持ち駒を空いているマスに打って玉を詰ませる行為は、正当な勝ちの手になります。
打ち歩詰めをうっかり指した場合はその場で負けになりますか?
打ち歩詰めを指すとその場で反則負けになります。将棋の基本ルールにおいて、持ち駒の歩を打って相手の玉を詰ませる行為は禁じ手と定められているためです。玉を追い詰めた終盤では、打つ歩によって相手の逃げ場が完全に無くならないか確かめることが大切です。
相手に持ち駒の歩を取らせる手も打ち歩詰めになりますか?
相手がその歩を取れるなら打ち歩詰めにはなりません。打ち歩詰めは、相手の玉がどこにも逃げられず、打たれた歩を取ることもできない「詰み」の状態にしたときに成立する反則です。玉や他の駒で打たれた歩を取って防げる状態であれば、詰みではないため反則になりません。
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