将棋の二歩と基本ルール解説!駒の動かし方から反則防止まで
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将棋をこれからはじめる方に向けて、基本のルールと盤上の目的をやさしく整理します。将棋には二歩のようなうっかりしやすい反則もありますが、まずは基本の動かし方を知ることから始めましょう。
将棋の基本目的と8種類の駒の動かし方
将棋は9×9の合計81マスの盤面を使い、お互いに1手ずつ駒を動かして相手の玉(ぎょく)を追い詰め、逃げられない状態(詰み)にした側が勝ちとなります。
使う駒は全部で8種類です。前に1マス進む「歩」、前方にどこまでも進める「香」、前方の斜め前に跳び越えて進む「桂」、前と斜めの5方向に進める「銀」、前・斜め前・横・後ろの6方向に進める「金」があります。さらに、斜めにどこまでも走る「角」、縦横にどこまでも走る「飛」、全方向に1マス動ける大将の「玉」が盤上を行き交います。
相手陣(奥の3段)に入るとき、その中で動くとき、そこから出るときには、駒を裏返してパワーアップさせる「成り」が選べます。状況に合わせて成るか成らないかを自分で決められる点も将棋の大きな特徴です。

初心者が注意したい「二歩」と持ち駒の基本ルール
将棋では、相手から取った駒を自分の「持ち駒」として盤上の空いているマスへ自由に打つことができます。ただし、最も数の多い歩を打つときには守るべき重要な禁じ手があります。それが「二歩」と呼ばれる反則です。
盤上の同じ縦の列(筋)に、自分の歩を2枚同時に存在させることはできません。誤って打ってしまうとその場で反則負けとなります。一方で、すでに成って金と同じ動きになった「と金」は歩とは区別されます。
図1の局面を文字で見る
後手:5一玉
後手の持ち駒:なし
先手:5七歩、5九玉
先手の持ち駒:歩
手番:先手
強調の升:5七・5五
SFEN:4k4/9/9/9/9/9/4P4/9/4K4 b P 1
この図では、先手の歩が 5七 にあります。このとき持ち駒の歩を 5五 などの 5筋 に打つと二歩になります。となりの 4筋 には先手の歩が無いので、4五 に打つのは問題ありません。
| 縦の列(筋)の状況 | 持ち駒の歩を打てるか | 理由 |
|---|---|---|
| 自分の歩が1枚もない | 打てる | 問題なく配置できます |
| すでに自分の歩が1枚ある | 打てない | 二歩の反則になります |
| 自分の「と金」だけがある | 打てる | と金は歩として扱いません |
| 相手の歩だけがある | 打てる | 相手の駒の有無は関係ありません |
図2の局面を文字で見る
後手:5一玉
後手の持ち駒:なし
先手:5四と、5九玉
先手の持ち駒:歩
手番:先手
強調の升:5四・5六
矢印:5六歩打
SFEN:4k4/9/9/4+P4/9/9/9/9/4K4 b P 1
この図では、5筋 にある先手の駒は 5四 の「と金」だけなので、持ち駒の歩を 5六 に打っても二歩にはなりません。
歩を打つ前には、その列の下方に自分の歩が残っていないか盤面全体を見渡す癖をつけると反則をしっかり防げます。
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読んだ考え方は、実際に指して確かめるのが近道です。端末の中で考える AI と、電波が無くても最後まで対局できます。
二歩以外にも覚えておきたい代表的な反則手
将棋の二歩と同じように、対局中にうっかり指してしまいがちな禁止手がいくつか存在します。ルールを覚えたばかりのときは、代表的な反則を事前に確認しておくと落ち着いて指せます。
打ち歩詰めと行き所のない駒
持ち駒の歩を打って相手の玉をちょうど詰ませる手は「打ち歩詰め」と呼ばれ、反則になります。ただし、盤上にある歩を進めて詰ませる手(突き歩詰め)は反則ではありません。また、前方にしか進めない歩や香を一番奥の段に打ったり、前に2マス進む桂を奥から2段目までに打ったりするような、次に進む先がない駒を作る手も禁止されています。
千日手と連続王手の違い
同じ局面が何度も繰り返される状態は「千日手」といい、原則として引き分けになります。しかし、一方が玉を捕まえようと王手をかけ続けて千日手になった場合(連続王手の千日手)は、王手をかけ続けた側の反則負けとなります。
反則を防ぎながらAI対局でルールを覚える練習法

将棋のルールを覚えたばかりのときは、うっかり二歩などの反則をしてしまわないか不安になることもあるでしょう。そこでおすすめなのが、スマートフォンを使ったAI対局での練習です。
将棋アプリ『将棋 天下の御前試合』のAI対局なら、端末の中で思考が完結するため、オフラインでも落ち着いて最後まで指せます。反則になる手はアプリ側で防いでくれるので、失敗を恐れずに駒を動かせます。
さらに、端末内のAI戦では1局につき3回まで「待った」を使うことができます。間違えたと感じた手を取り消して別の手を試せるほか、終局後には棋譜を開いて初手から盤面を戻して振り返ることも可能です。
対局後は、1局につき1回無料で読める講評(通信が必要)を活用すると、指し手の良し悪しが分かりやすくなります。対局を重ねるごとに十五級から九段までの段級位が推定されて動くため、自分の成長を確かめながら楽しく基本を身につけられます。
よくある質問
と金がある縦の列に、新しく持ち駒の歩を打つと二歩になりますか?
と金がある列に歩を打っても二歩にはなりません。と金は成って金と同じ動きになった駒であり、通常の歩とは区別されるためです。同じ縦の列に自分の歩が残っていなければ、問題なく持ち駒の歩を打つことができます。
相手の歩がある列に自分の持ち駒の歩を打つのは二歩になりますか?
相手の歩がある列に自分の歩を打っても二歩にはなりません。二歩は同じ縦の列に「自分の歩」を2枚置くことを禁じる反則だからです。相手の歩の有無は関係ないため、安心して持ち駒の歩を配置してください。
将棋の対局で二歩を指してしまった場合、その対局はどうなりますか?
二歩を指してしまった場合はその場で反則負けになります。将棋のルールでは、同じ筋に自分の歩を2枚置く手が禁止されているためです。歩を打つ前には、その縦の列に自分の歩が残っていないか盤上をよく確認しましょう。
持ち駒の歩を使って王手をかけること自体も反則になりますか?
歩を打って王手をかけること自体は反則ではありません。反則になるのは、持ち駒の歩を打って相手の玉を完全に詰ませてしまう「打ち歩詰め」の場合だけです。相手の玉が逃げられる王手であれば、歩を打って攻めても問題ありません。
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