将棋の中飛車とは?初心者が覚える序盤の指し方と定跡
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将棋を覚えたばかりのときは、たくさんある駒をどのように動かしていけばよいか迷ってしまうものです。そんな初心者の方にまずおすすめしたい戦法が、将棋の中飛車(なかびしゃ)です。中央の筋に大駒の飛車を配置して盤面を広く制圧する、わかりやすく頼もしい戦法です。
結論:中飛車は5筋に飛車を構えて中央から堂々と攻める戦法であり、自陣の玉を美濃囲いに収めることで攻守のバランスが抜群になります。狙いが一本道で迷いにくいため、最初の定跡として最適です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 飛車を振る位置 | 5筋(中央の筋) |
| 相性のよい囲い | 美濃囲い(玉を2八、銀を3八などに配する強固な守り) |
| 主な狙い | 5筋の突破と大駒の成り込み |
| アプリで試す | 『天下の御前試合』のコンピューター対局 |
中飛車の特徴と中央を狙う攻撃力
中飛車とは、盤の中央である5筋に飛車を振って戦う振り飛車戦法のことです。将棋の盤面は9×9の81マスから成り立っており、ちょうど真ん中にあたる5筋は、どのエリアにも影響力を及ぼしやすい要所となっています。

図1の局面を文字で見る
後手:9一香、8一桂、7一銀、6一金、5一玉、4一金、3一銀、2一桂、1一香、8二飛、2二角、9三歩、8三歩、7三歩、6三歩、5三歩、4三歩、3三歩、2三歩、1三歩
後手の持ち駒:なし
先手:7六歩、5六歩、9七歩、8七歩、6七歩、4七歩、3七歩、2七歩、1七歩、8八角、5八飛、9九香、8九桂、7九銀、6九金、5九玉、4九金、3九銀、2九桂、1九香
先手の持ち駒:なし
手番:先手
強調の升:5六・5八
SFEN:lnsgkgsnl/1r5b1/ppppppppp/9/9/2P1P4/PP1P1PPPP/1B2R4/LNSGKGSNL b - 1
この図では、先手が7六歩で角道を開け、5六歩と中央の歩を突いたあと、飛車を2八から5八へ移しています。中央の筋を飛車で真っ直ぐに見据えることで、相手の駒の進出をけん制しながら、5筋からの突破をいつでも狙える形です。

アプリで遊ぶ
読んだ考え方は、実際に指して確かめるのが近道です。端末の中で考えるコンピューターと、電波が無くても最後まで対局できます。
中飛車の基本手順と相手にされたときの対策
中飛車を指すときは、中央の歩を突いて飛車の通り道を確保し、素早く玉を反対側へ囲うのが基本の定跡です。攻めの形を作るだけでなく、守りの形を整える手順をひと続きの流れとして覚えましょう。
- 初手で7六歩と角道を開け、続けて5六歩と中央の歩を突きます。
- 飛車を2八から5八へ振って、中飛車の構えを取ります。
- 玉を5九から4八、3八、2八へと移し、銀を3九から3八へ上げて片美濃囲いを作ります。
- 左の銀を6八、5七と上げ、5五歩と歩を伸ばしてから銀を5六へ繰り出し、5筋の突破を目指します。
図2の局面を文字で見る
後手:9一香、8一桂、7一銀、6一金、5一玉、4一金、3一銀、2一桂、1一香、8二飛、2二角、9三歩、8三歩、7三歩、6三歩、5三歩、4三歩、3三歩、2三歩、1三歩
後手の持ち駒:なし
先手:7六歩、5六歩、9七歩、8七歩、6七歩、4七歩、3七歩、2七歩、1七歩、8八角、5八飛、3八銀、2八玉、9九香、8九桂、7九銀、6九金、4九金、2九桂、1九香
先手の持ち駒:なし
手番:先手
強調の升:2八・3八・4九
SFEN:lnsgkgsnl/1r5b1/ppppppppp/9/9/2P1P4/PP1P1PPPP/1B2R1SK1/LNSG1G1NL b - 1
この図では、2八に玉、3八に銀、4九に金を置いています。この形は片美濃囲いと呼ばれます。5筋で戦いが起こっても玉が離れた場所にいるため、思い切って中央を攻められます。囲いの組み方は「将棋の美濃囲いを覚える基本手順」で解説しています。
相手が中飛車を使ってきたときの対策としては、中央の守りを厚くすることが最優先です。5三の地点に銀や金をしっかりと利かせておけば、相手の飛車や銀が無理に突進してきても駒交換で有利になりやすいです。また、相手の美濃囲いは上部からの攻めに弱いため、正面から受け止めつつ頭上を狙う方針が効果的です。
この手順を『天下の御前試合』のコンピューター対局(オフライン)で実際に試してみよう。相手の強さは入門から別格まで6段階に分かれ、終局後は棋譜を初手から1手ずつ戻して振り返れます。
他の振り飛車との違いとうまく指すコツ

振り飛車には飛車を振る筋によっていくつかの種類があり、それぞれ攻めやすさと玉の遠さに違いがあります。中飛車は中央から相手陣を直接見通せる点が大きな魅力です。6筋に振る形は「将棋の四間飛車入門」で解説しています。
| 戦法名 | 飛車の位置 | 特徴 |
|---|---|---|
| 中飛車 | 5筋 | 中央突破の迫力が高く、攻めの主導権を握りやすい |
| 四間飛車 | 6筋 | バランスがよく守備力が高い、王道の振り飛車 |
| 三間飛車 | 7筋 | 素早いさばきが得意で、軽快に反撃しやすい |
図3の局面を文字で見る
後手:9一香、8一桂、7一銀、6一金、5一玉、4一金、3一銀、2一桂、1一香、8二飛、2二角、9三歩、8三歩、7三歩、6三歩、5三歩、4三歩、3三歩、2三歩、1三歩
後手の持ち駒:なし
先手:5五歩、7六歩、5六銀、9七歩、8七歩、6七歩、4七歩、3七歩、2七歩、1七歩、8八角、5八飛、3八銀、2八玉、9九香、8九桂、6九金、4九金、2九桂、1九香
先手の持ち駒:なし
手番:先手
強調の升:5五・5六・5八
SFEN:lnsgkgsnl/1r5b1/ppppppppp/9/4P4/2P1S4/PP1P1PPPP/1B2R1SK1/LN1G1G1NL b - 1
この図では、先手が5筋の歩を5五まで伸ばし、銀を5六に繰り出しています。次に5四歩と突けば相手の5三の歩とぶつかり、飛車・銀・歩の3枚で中央を押し破る形になります。
うまくいく例とよくある失敗
| 状況 | 指し方の特徴 | 結果 |
|---|---|---|
| うまくいく例 | 美濃囲いで玉を安全にしてから5筋の歩を突く | 反撃を恐れずに堂々と中央を突破し、飛車を成って優勢を築ける |
| よくある失敗 | 玉を中央付近に置いたまま歩だけを突っ込ませる | 相手の反撃を受けたときに自分の玉が巻き込まれて先に詰まされる |
中央を攻めるときは、焦って攻め急がないことが大切です。まずは自陣の守りを固め、次に銀を中央へ繰り出し、最後に歩をぶつけていくという順序を守れば、失敗を大幅に減らせます。
よくある質問
中飛車は初心者が最初に覚える戦法として適していますか?
とても適しています。飛車を5筋に振って中央を狙うという方針が明快で、複雑な変化に迷いにくいためです。
アプリで中飛車の練習をするにはどうすればよいですか?
『天下の御前試合』のコンピューター対局で、入門や初級の大名と指してみるのがおすすめです。オフラインでじっくり指せます。
中飛車を指すときにいちばん気をつける反則は何ですか?
二歩に気をつけてください。5筋の歩を合わせたあと、手に入れた持ち駒の歩を同じ5筋に誤って打たないよう注意が必要です。
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