将棋の攻め方入門!駒得と数の攻めで勝つ基本

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青空の下で渦潮が巻く瀬戸内海の風景

駒の動かし方を覚えたばかりのころは、序盤にどうやって相手陣へ進めばよいのか迷ってしまいがちです。将棋の対局で勝利をつかむためには、正しい将棋 攻め方の基本を身につけ、少しずつ有利な形を築いていく考え方が大切になります。

やみくもに相手の陣地へ突撃しても、守っている駒に取られて戦力を失ってしまいます。ここでは、初心者がまず覚えたい「数の攻め」と突破口の作り方から順番に見ていきましょう。

攻めの第一歩は数の攻めで突破口を作ること

987654321一二三四五六七八九飛☖後手の持ち駒 なし☗先手の持ち駒 なし
図1 2四の飛車が動ける升を示す
図1の局面を文字で見る

後手:なし

後手の持ち駒:なし

先手:2四飛

先手の持ち駒:なし

手番:先手

強調の升:2四・1四・2一・2二・2三・2五・2六・2七・2八・2九・3四・4四・5四・6四・7四・8四・9四

SFEN:9/9/9/7R1/9/9/9/9/9 b - 1

この図では、先手が2筋の前線にある歩をぶつけ、2四の地点で相手の歩を取って飛車を進めた局面を示しています。将棋の攻めで最も基礎となるのが、狙ったマスに利いている自分の駒の数を、相手の守備駒の数より多くする「数の攻め」という考え方です。

図の 2四 では、守る側の歩が1枚だけだったのに対し、攻める側は歩と飛車の2枚でそのマスを狙っていました。守りの枚数を上回っていれば、相手の駒と交換になっても最終的に相手の守備を突破し、強力な大駒を敵陣へ送り込む足がかりが作れます。

初心者の方はまず、1枚の駒だけで攻めるのではなく、歩の後ろに飛車や銀を構えるなど、複数の駒を協力させて1つのマスを狙う感覚を意識してみましょう。これだけで攻めの成功率が大きく上がります。

陽の光が差す畳の上に置かれた扇と陣羽織

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駒得を重ねて戦力の差をつける両取りの技

987654321一二三四五六七八九玉香飛角玉☖後手の持ち駒 なし☗先手の持ち駒 なし
図2 5五の角が8二の飛車と1一の香車を両取りしている局面
図2の局面を文字で見る

後手:5一玉、1一香、8二飛

後手の持ち駒:なし

先手:5五角、5九玉

先手の持ち駒:なし

手番:先手

強調の升:5五・8二・1一

SFEN:4k3l/1r7/9/9/4B4/9/9/9/4K4 b - 1

この図では、角を5五に指した瞬間を表しています。この角は斜めの筋を活かして、8二にいる飛車と、1一にいる香車の2つの駒を同時に狙っています。このように1手で相手の2枚以上の駒を同時に狙う手筋を「両取り」と呼びます。

両取りをかけられると、相手はどちらか1枚しか逃がすことができません。価値のより高い飛車を逃げれば、もう一方の香車を確実に取ることができます。こうして相手の駒を奪い、自分の戦力を増やすことを「駒得(こまぞく)」といいます。

将棋の主な駒の価値と攻めでの使いやすさの目安
駒の種類駒の価値の目安攻めにおける主な役割
飛車・角非常に高い(大駒)遠くから広範囲を狙い、敵陣突破の主軸になる
金・銀中くらい(小駒)前線に進んで拠点を支えたり、守りを固めたりする
桂馬・香車やや低い(小駒)前方に跳躍や直進して相手の駒を狙い撃つ
歩低い(ただし成ると金同等)敵陣のこじ開けや拠点の足場作りに欠かせない

価値の低い駒で相手の高い駒を取ったり、相手の駒だけを一方的に取ったりできると、対局は一気に有利になります。中盤では常に「どこかに両取りの隙はないか」「相手より価値の高い駒を取れないか」を探す姿勢が大切です。

敵陣に拠点を作って成りと詰みを目指す

満開の桜の向こうにそびえる白い天守閣

相手の駒を取って有利になったら、次は敵陣深くに自分の駒を打ち込んで「拠点(きょてん)」を作ります。拠点とは、敵陣を攻め崩すための足がかりとなる味方の駒のことです。

特に効果的なのが、相手陣の三段目以内に歩を打ち込み、次の手で「と金」に成る指し方です。歩が成った「と金」は金と同じ動きができる強力な駒になります。もし相手に取られても、奪われるのは歩1枚の価値にすぎないため、相手にとっては非常に受けにくい攻めになります。

  • 拠点に歩を打つ:相手陣の急所に歩を打ち、次の成り(と金作り)を狙う。
  • 大駒を成らせる:飛車を「竜」、角を「馬」に成らせて王手の威力を高める。
  • 持ち駒を投入する:拠点の周りに銀や桂馬を打ち足し、相手の玉を包囲する。

こうした拠点を活かした攻めの感覚を実戦で試してみたいときは、スマートフォンで手軽に対局できる『将棋 天下の御前試合』でAIを相手に練習してみるのもおすすめです。

敵陣に作った拠点を軸にして、成った大駒や持ち駒を近づけていけば、相手の玉を逃げ場のない形へと追い込むことができます。焦らず一歩ずつ足場を固めて前進することが、確実な勝利への近道です。

よくある質問

攻めるときに一番最初に意識すべきことは何ですか?

狙うマスに対して味方の利きを守りより多くする「数の攻め」です。守りの枚数を上回っていれば、駒をぶつけて交換になった際に必ず敵陣を突破できるためです。

駒得(こまぞく)とは具体的にどういう意味ですか?

相手の駒を取って自分の持ち駒を増やし、戦力差をつけることです。特に自分の価値が低い駒で相手の高い駒を取ると、大きな優位に立つことができます。

相手陣に攻め込むときの「拠点」とは何ですか?

敵陣を攻略するために前線に配置する味方の足がかりの駒のことです。敵陣近くに歩を打って「と金」を目指すなど、次の攻めをつなげる支えになります。

歩が成るとどうして攻めが有利になるのですか?

金と同じ動きができる強力な駒になりつつ、取られても歩1枚分の損で済むためです。相手にとって防ぎにくく、反撃されても被害が小さくなります。

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