将棋 矢倉の基本を覚える!初心者向け玉の囲い方ガイド
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将棋のルールを覚えたばかりのころは、どのように駒を動かして戦えばよいか迷うことが多いものです。玉を初期位置のまま戦わせると、相手の攻め駒にあっさりと迫られて詰まされてしまいます。そこで大切になる技術が、金や銀を使って玉の周りに守りの陣形を築く「囲い」です。
数ある守りの形の中でも、古くから親しまれている代表格が「矢倉」です。将棋 矢倉は、玉を左側の安全な場所へ移動させ、金2枚と銀1枚でがっちりとスクラムを組む本格的な囲いです。スマートフォン向けアプリ『将棋 天下の御前試合』の対局でも、序盤に玉をしっかり囲う意識を持つだけで、落ち着いて戦いを進められるようになります。まずは基本となる考え方を知り、守りの土台を固めましょう。
将棋の囲いとは何か?玉を守る基本の考え方
将棋の目的は相手の玉を詰ますことですが、自分の玉が先に取られてしまっては勝てません。初期配置の玉は盤の中央である 5九(後手なら 5一)におり、周囲が広く空いているため、飛車や角などの大駒に狙われやすい危険な場所にいます。
玉を守るための基本原則には、次のような大切なポイントがあります。
- 玉を戦場から遠ざける: 飛車を動かして攻めていく側の反対側(主に盤の左側)へ玉を逃がします。
- 金銀を連結させて壁を作る: 守りの駒どうしがお互いを支え合う形を作り、相手の侵入を防ぎます。
- 退路を確保しておく: 玉の逃げ道がまったくないと、一度の王手で詰んでしまう危険があるため逃げ道を作ります。
矢倉はこれら3つの条件を高い水準で満たしているため、長い歴史の中で多くの指し手に愛されてきました。

基本形「金矢倉」の形と各駒の役割
図1の局面を文字で見る
後手:なし
後手の持ち駒:なし
先手:7六歩、6六歩、7七銀、6七金、8八玉、7八金
先手の持ち駒:なし
手番:先手
強調の升:8八・7七・7八・6七
SFEN:9/9/9/9/9/2PP5/2SG5/1KG6/9 b - 1
この図では、先手の陣地において金矢倉と呼ばれる最も基本の囲いが完成しています。図の 8八 に収まった玉の上を、7七 の銀と 7八 の金がしっかりと支え、さらに 6七 の金が横と斜めを守っています。それぞれの駒が隣り合う駒を利きで支え合っているため、相手が歩を打ったり攻め駒を打ち込んできたりしても、簡単には崩れません。
金矢倉を構成する主な駒の役割は、以下のように明確に分かれています。
| 駒 | 配置位置 | 守りの主な役割 |
|---|---|---|
| 玉 | 8八 | 囲いの深くに収まり、相手の攻撃から身を隠す |
| 銀 | 7七 | 前方の 7六 や 8六 を守り、相手の歩や桂馬の前進を食い止める |
| 金(上) | 6七 | 中央寄りの 6六 や 7六 を支え、陣地の広範囲をカバーする |
| 金(下) | 7八 | 銀の下を支え、下段からの侵入を防ぐ要となる |
このように金銀3枚が連結しているため、部分的な攻撃を受けても駒を取り返して持ちこたえる粘り強さがあります。
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読んだ考え方は、実際に指して確かめるのが近道です。端末の中で考える AI と、電波が無くても最後まで対局できます。
矢倉を安全に組むための手順とポイント
図2の局面を文字で見る
後手:なし
後手の持ち駒:なし
先手:7六歩、7七銀、8八角、6九金、5九玉、4九金
先手の持ち駒:なし
手番:先手
強調の升:7六・7七
SFEN:9/9/9/9/9/2P6/2S6/1B7/3GKG3 b - 1
この図は、矢倉を組む途中の重要な局面です。図の 7七 に銀を上がって角の利きを止めつつ、玉を安全に 8八 へ入城させる準備を整えています。矢倉を組むときは、手順の前後を間違えると相手の角の利きが直撃して思わぬ隙ができることがあるため、定跡と呼ばれる決まった手順を意識することが重要です。
実戦で矢倉を目指す際は、次のようなステップを踏むのが自然な流れになります。
- 飛車先の歩と角道を突く: 7七の銀を使いやすくするために、まず 7六 の歩を突いて角の道を開けます。
- 銀を前線へ引き上げる: 7九にいる銀を 6八 から 7七 へと運び、相手の攻め駒を睨みつつ玉の屋根を作ります。
- 玉を移動させて金で鍵をかける: 6九 の金を 7八 へ上げ、角を動かして玉の通り道と 8八 を空けてから、玉を 6九、7九、8八 へと順に滑り込ませます。最後に 6六 の歩を突き、4九 の金を 5八 から 6七 へ寄せて囲いを完成させます。
玉を囲う前に攻めようと焦ると、守りの薄いところを突かれてしまいます。まずは自分の玉を矢倉の城に納めることを優先しましょう。
矢倉の長所と覚えておきたい弱点

矢倉は完成すると非常に頼もしい囲いですが、万能の陣形ではありません。囲いの特徴を正しく理解し、戦局に応じた対処を心がけましょう。
矢倉の長所: 上からの攻めに圧倒的に強い
矢倉の最大の強みは、盤の上方向(相手の陣地側)からの攻撃に対する堅牢さです。7七の銀と6七の金が前方に利いているため、相手が正面から飛車や歩を使って押し破ろうとしても、簡単には突破されません。相居飛車と呼ばれる、お互いに飛車を初期位置の筋で使う将棋では、正面からの激突が多いため極めて頼りになります。
矢倉の弱点: 横からの攻めや端攻めへの注意
一方で、矢倉には明確な弱点も存在します。守りの金銀が上方向へ手厚く配置されている反面、下段(一段目や二段目)の守りが薄くなりがちです。飛車を敵陣に侵入されて横から竜で攻められると、玉の横腹がガラ空きになり、意外なもろさを見せることがあります。
また、9筋の端歩を攻められた際にも、玉が端に近いためプレッシャーを受けやすくなります。端攻めが予想されるときは、9九 の香車を動かさずに残し、あらかじめ端歩を受けておくなどの工夫が有効です。長所と短所を知ることで、矢倉をより上手に使いこなせるようになります。
よくある質問
矢倉囲いは初心者が最初に覚えるべき囲いですか?
基本の囲いとして覚える価値は高いですが、少し手数がかかります。玉を守る陣形の基本構造や金銀の連携を学ぶには適しています。
矢倉囲いの最大の弱点はどこにありますか?
下段からの横の攻めと端攻めが弱点になりやすいです。金銀が上方向に手厚く配置されているため、横から侵入されると隙が生じます。
金矢倉と他の矢倉囲いの違いは何ですか?
金矢倉は銀1枚と金2枚で組む基本形を指します。銀矢倉や片矢倉など、金銀の配置を状況に応じて変えた発展形もあります。
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