将棋の詰めろを覚える!終盤の寄せと受けの基本
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将棋の対局で終盤に入ると、どちらが先に相手の玉を捕まえるかの激しい競り合いになります。初心者のころは「玉を取られそうになったら逃げる」「王手をかけられたら防ぐ」という守りに追われがちですが、勝つために欠かせないのが「詰めろ」という攻撃の技術です。
詰めろを理解すると、やみくもに王手を続けるよりも確実に相手玉を追い詰められるようになります。この記事では、将棋 詰めろの意味や王手との違い、終盤で役立つ寄せの考え方を初心者向けにわかりやすく解説します。
詰めろとは何か?王手との違いを理解する
図1の局面を文字で見る
後手:1一玉、1三歩
後手の持ち駒:なし
先手:4三馬、2三金、8八玉
先手の持ち駒:なし
手番:先手
強調の升:1一・1三・2三・4三・8八
SFEN:8k/9/5+B1Gp/9/9/9/9/1K7/9 b - 1
詰めろとは、「次に相手が何もしなければ、一手で詰みになる状態」を指す言葉です。王手は玉に直接攻撃を仕掛けている状態ですが、詰めろはまだ直接玉に攻撃が届いていません。仮に先手の手番で持ち駒に金があるとすると、次に 1二 へ金を打てば後手玉が詰む配置になっています。
王手と詰めろには、それぞれ異なる特徴があります。王手をかけられた側は必ずその場で玉を逃がすか、合駒などで防がなければ反則負けになります。一方、詰めろは直接の王手ではないため、相手は受けるだけでなく、自玉が詰む前に相手玉を先に詰ませに行く反撃を選ぶことも可能です。
| 項目 | 王手 | 詰めろ |
|---|---|---|
| 玉への状態 | 直接攻撃している | 次の一手で詰む予告 |
| 相手の義務 | 必ずその場で防ぐ必要がある | 受けるか先に攻め勝つか選べる |
| 主な狙い | 玉を追い詰める・詰ます | 逃げ道を塞ぎ確実に仕留める |

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読んだ考え方は、実際に指して確かめるのが近道です。端末の中で考える AI と、電波が無くても最後まで対局できます。
終盤を有利に進める寄せの基本ステップ
将棋の終盤で相手玉を捕まえる一連の流れを「寄せ」と呼びます。駒の動かし方を覚えたばかりの初心者は、毎手王手をかけて相手玉を広い場所へ逃がしてしまいがちです。王手を連続してかけると、相手玉を広い中央へ押し出してしまう「王手は追う手」と呼ばれる状態になりやすく、かえって捕まえにくくなります。安全かつ確実に勝ち切るためには、王手よりも詰めろを連続してかける寄せの技術がとても役立ちます。
効率の良い寄せを行うためのポイントは次の通りです。
- 玉の逃げ道を先に塞ぐ:広い中央に逃げ出されると捕まえるのが難しくなるため、退路に駒を利かせて狭い端や隅へ追い込みます。
- 詰めろをかけて相手に受けを強要する:防がなければ詰む手を指すことで、相手に守りの手を指させ、反撃の時間を奪いながら着実に包囲網を狭めます。
- 守りの要となる駒を攻める:玉の周囲にいる金や銀を狙って守備力を落とすと、詰めろの狙い筋が増えて一気に寄せやすくなります。
- 反則に注意して攻める:持ち駒の歩を打って玉を詰ませる「打ち歩詰め」や、同じ筋に2枚目の歩を打つ「二歩」に気をつけて攻め駒を配置します。
スマートフォン向けアプリの「将棋 天下の御前試合」では、落ち着いた環境で端末内のAIを相手にこうした寄せの手順を心ゆくまで練習できます。焦って無意味な王手をかけるのではなく、詰めろを意識して一歩ずつ相手玉の逃げ道を狭める感覚を養いましょう。
相手から詰めろをかけられたときの受け方

図2の局面を文字で見る
後手:1一玉、1三歩
後手の持ち駒:なし
先手:4三馬、2三金、8八玉
先手の持ち駒:なし
手番:先手
強調の升:1一・1三・2三・4三・8八
SFEN:8k/9/5+B1Gp/9/9/9/9/1K7/9 b - 1
この図では、先手からの詰めろを防ぐ場面を考えてみます。先手は 1二 の地点に金を打って詰ませようと狙っていますが、後手が持ち駒の銀を 2一 に打つことで、1二 の地点をしっかり守ることができます。このように、相手が次にどこを狙っているかを見極めて守備駒を利かせると、詰みの危機を回避できます。
相手から詰めろをかけられたときの対処法は、主に3つあります。状況に応じてどれが効果的かを見極めましょう。
- 守りの駒を投入する:狙われているマスに守りの駒を打ったり利かせたりして、詰みの手順を消します。守備駒で利きを足せば、相手の攻め駒を同駒と取れるようになります。
- 玉の逃げ道を作る:端の歩を突くなどして玉が脱出できる空間をあらかじめ確保し、詰まない形に変えます。玉が広い方向へ逃げ出せる形になれば、相手の詰めろを無力化できます。
- 先に相手玉を詰ます:自分の玉に詰めろがかかっていても、王手をかけられたわけではありません。自分が王手を連続してかけて相手玉を一気に詰ませることができれば、受けずに勝ち切ることができます。
詰めろを放置して攻め合うのか、それとも丁寧に1手受けるのかという判断が、将棋の終盤の醍醐味です。相手の手をよく見て「次にどこへ来られたら詰むか」を落ち着いて確かめる習慣をつけることで、逆転負けを減らし、安定した終盤戦を楽しめるようになります。
よくある質問
詰めろと王手はどちらを優先して指すべきですか?
状況によりますが、一気に詰む手がないときは詰めろを優先して逃げ道を塞ぐのが有効な考え方です。むだな王手は相手玉を安全な方向へ逃がしてしまうことが多いため、相手の退路を断つ詰めろのほうが効果的な寄せになる場面が多くあります。
詰めろをかけられたら絶対に守らなければ負けですか?
必ずしも守る必要はなく、先に相手の玉を詰ませることができれば勝ちになります。詰めろは王手ではないため、自分の手番で連続王手をかけて相手玉を詰まし切れるなら、自玉の受けを省略して攻撃に踏み切ることができます。
歩を打って詰めろをかけることは反則になりますか?
歩を打って詰めろをかける手は反則にはなりません。反則となる「打ち歩詰め」は、持ち駒の歩を打って玉を即座に詰ませる行為を指します。次の手番で詰ます予告である詰めろの状態であれば、歩を打って迫っても問題ありません。
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